銀河英雄伝説は原作小説を原点としてアニメ2作品、漫画2作品、舞台2作品と幅広く展開されています。
各作品で一部の脚本やキャラクターが微妙に変更されているのも特徴です。
旧アニメでは時系列の変更がありました。クロプシュトック事件やベーネミュンデ侯爵夫人の退場は、原作では外伝でアスターテ会戦の前ですが、本伝の中に組み込まれました。
またヴェスターラントの虐殺では、判断の主体が変更されたりもしました。また戦闘では単座式戦闘艇が1機で大型艦を撃沈するなどの演出もされました。
道原版漫画では、やはりルビンスキーを女性にしたルビンスカヤでしょうか。連載が完結せずに終了したため、ケッセルリンクやドミニクをどのように登場させるのか判らぬままが残念です。ケッセルリンクは息子のままで、ドミニクは同性の愛人枠ということも考えられましたが。
あとアルテミスの首飾りが帝国の大貴族とはいえ購入可能だったので、お値段が気になるところです。
新アニメは新たな脚本として大幅に変更しているため、あれやこれやと違いがあります。大きくはヤンが完全にイケメンになったことでしょう。「人によっては見えなくもない」から明確なイケメンへとアップデートされています。
他にもキャゼルヌが眼鏡となり未来でも視力問題が改善されていないのか、伊達眼鏡なのかは不明で、謎が増えました。
藤竜版漫画では脚本の変更もありますが、演出でキャラの濃さが激しくなった印象です。フレデリカはヤンオタクで、ビュッテンフェルトやフィッシャーはワイルドになり、ミッターマイヤーとロイエンタールもディテールが増しました。
でもポプランは変らないと感じるのは何故でしょう。イメージが「イゼルローンの諸星あたる(でもモテる)」であったため、漫画的描写も余り違和感がなかったせいでしょうか。
そしてイゼルローン要塞。旧アニメでは外部装甲が原作の鏡面処理した四重のセラミック装甲から液体金属へと変更となり、戦闘でも様々なアレンジがされました。
また要塞砲の雷神の槌(トール・ハンマー)は、原作の主砲郡の一斉射撃から液体金属表面にエネルギーを集約して放つ兵器へと変わりました。
流体金属については新アニメでも受け継がれ、要塞VS要塞でも戦術の要素として組み込まれていました。
そんなわけで歴史小説や大河ドラマ如く、アレンジを加えられて発表されるのも銀英伝が息の長いコンテンツとなった理由かもしれません。